No.101 (産業革命A) :
「力織機発明までのプロセスとはどういうものか?」
ジョン=ケイによって飛び杼が発明された結果糸が不足し、ハーグリーヴズ
がジェニー紡績機、アークライトが水力紡績機、クロンプトンがミュール紡
績機を発明した。今度は糸が大量生産されたのでカートライトが、ニューコ
メンが発明しワットが改良して普及し始めた蒸気機関を利用した力織機を発
明した。
<評価の観点>
関心・意欲・態度:
イギリスのインド経営に由来するバドミントン競技。その羽(シャトル)の
名称が、ジョン=ケイの発明した飛び杼(フライング・シャトル)の形状に
基づく命名であったことを知ることにより、大きな関心を持って意欲的に学
習に取り組んでいる。また、スペース・シャトルの名称も同様であることに
興味を持っている。
思考・判断:
糸不足が紡績部門の発明を促し、その後の糸余りが織機部門の発明を促した
ことについて、的確に判断している。
資料活用の技能・表現:
蒸気機関について、ニューコメンが発明したものとワットが改良したものを、
解説付きの写真資料によって比較することにより、普及したのが後者である
ことを理解している。
知識・理解:
力織機発明に到るまでの、紡績部門と織機部門、さらには動力部門における、
それぞれの技術革新とその発明者について、基本的な知識を身につけている。